無題
課題で悔しい作品をつくってしまった
このまま何もせずになかったことにはしたくなくて、もう一度その作品をつくる。
前は色までちゃんと考えきれてなかったけど、色も考え直した。
テーマは植物
いつも、わたしはすぐにアイディアが思いつくタイプではない。
この時もそうだった、デザインを考える時はいつも悶々としている
このデザインは最初のふわっとした「こうしたい」から詰めて詰めて時には大胆に展開を変えて、やっと辿り着いたもの
だから、染めて、蒸して、乾かした時は本当に悔しかった。
自分が頑張ったところが何一つ見えるものではなかった
ポートフォリオにも載せれないものをつくってしまった。
もう一度つくる。
- 糊置き
型糊 1.645kg
グリセリン 32.9ml
水 320.9ml
ポリミンリキッド 32.9cc
板に布をはる、十字をかく
糊をおく
糊をおく
。
絵画でよく「無題」ってある。
なんでだろうと思っていたけれど、タイトルも文字情報であって、その情報でさえも要らないと判断したからなのだろうか、とふと思った。
。
- 糊置き(続き)
4面置き終わっているけれど、まだまだこれから!
つりを糊で消していく
糊を置いていったところは、染料が入らないため白く残る
- 伸子(しんし)をはる
この時、わたしの馬鹿力で伸子を真っ二つに折ってしまいました…。明日怒られにいってきます…
- 地入れをする
染料がにじんでしまわないように、布の裏にアルギン酸溶液を薄めたものを刷毛で塗布する
ちょっと
カマキリみたい。
。
わたしの型染めの理解力がとぼしかったので、つりがとても多いデザインになってしまった。白く布地が残るところを型紙で彫るのだけど、その面積(白いとこ)が多ければ多いほど型紙として弱く、補強しなけらばならない。つり、はその補強部分。
つりが多いのでわたしのデザインは生産に向いてない、ということだ。
そんな問題アリ、なデザインだけど気に入っている。植物のスケッチして綺麗だなと思った曲線、抽象的な形の木の幹、写実と抽象の間の手。
。
紙パレットみたい。
アクリルガッシュをよく使っていた時に、自分のパレットも他人のパレットも絵の具を無造作に混ぜて、置いて、絵が完成すると同時に、パレット上に無意識の絵もできあがってて、なんだかすきだった。
。
- ハケで 染色をする
前に作った時も滲みは最後に染色していったけど、
やっぱり今回も楽しかった。
一番見せたいところでもあるし、他の部分は面で色が分かれているけどそこは色の境目がないところ。
血管ぽいところ。
- 新聞に包む
布を外し、上下に新聞紙を置いて挟む形で緩めに包む
- 蒸す
鍋に8割くらいお湯を入れて蒸し器をセット
湯気が出てきたら、中にさっき包んだものを中に入れて7分ほど蒸す。
- 湯洗い、水洗い
- 乾燥して、完成!
滲んで欲しくないところが滲んでしまったし、ムラもあるし、で悪いところを探そうとすればいくらでも見つけられる。
けど、完成してよかった。
デザインした時の見せたいところが前は、全く見えなかった。
。
フラージュ
主にバンダという花をモチーフに作成。
バンダの枝のつき方や花のがくの曲線が美しいと思い真ん中にデザインした。
一見、植物をテーマにしたように見えないようにしたいと思い、特徴的な花は使用せず木の皮を抽象的な形にし、配置した。
ぶっかけ染め
こんにちは、いとうです。
9月になった途端寒くなってきました
くしゃみがとまらない
さて!今回は、ぶっかけ染めをしました
家のシャワー室でできたので、挑戦しやすい染めです
材料
・染料 リアック染料
エロー 3G 0.5g
ダークグリーンB 0.5g
ブラックB 0.2g
・水 50ml
エローのみ70ml(手が滑った)
・ダッシュソーダ 染料液に対する1割
私が染料を買うときは、こちらを利用してます
- 田中直染料店
http://www.tanaka-nao.co.jp
実店舗は京都しかないようですが、オンラインショップもあります
道具
カップ
さじ
ゴム手袋
ビニール袋
工程
- 絞りをする
今回は、3ヶ所並縫い
水色の線はチャコエースという、水に濡れたら消えるペンでガイドを書きました
アップはこんな感じ
糸をぎゅーっと強く引っ張り、玉結びを何度かすることがポイント
カタン糸の8を使用しました
- 生地を濡らす
布を水につけ、しっかりしみ込ませて軽く絞る
- 染料液をぶっかける(水+染料)
- ビニール袋に入れ、もみ込む(5分〜10分)
軽く絞り、ビニール袋に入れる
その時にダッシュソーダを一緒にいれる、染液に対してかける
※本来は、染料液の中にダッシュソーダを入れてぶっかけるけれども、それは5分しか持たないため分けました
- 水洗い、湯洗い
色が出なくなるまで
糸を外す
- 完成!
並縫いした部分がうまくいくと
こんな感じなのですが、ちょっとぼやけてしまいました。
引っ張りが足りなかったようです
色は、ダッシュソーダを後からかけたことで、濃く出ているところと薄くなっているところができていていい感じ
。
染めには、偶然できた美しさがありまして
偶然性ばかりに頼るわけにもいかないけれど計算を越える偶然を計算できるようになれたら、最強なのではないか、と思います
いっぱい染めるに限るので、いっぱい染めます
できるようになりたい
前にも少し触れたのですが、これで完成ではなくこの上からウコンで染めていこうと思います
うまくいくかはわからないのですが、どうなるのか楽しみです
ご覧いただき、ありがとうございました
それではまた
配色に失敗したものたち
発色がとてもいい染料なので、混色の大切さを痛感
カレーうどん屋さん巡り
こんにちは、いとうです
夏にやり残したことはないですか?
わたしは花火したいですね、線香花火がちりちり燃えて消える瞬間を見ていたい
さて、カレーうどん屋さん巡りをしてきました
五条にある、辨慶(べんけい) さんにて食べてきました
きざみカレーうどん
あつあつ
汁はあんかけのようなとろみがあって、少しスパイシー
お出汁のカレー風味という感じ
麺は細めで柔らかく、箸で切れるほど
おいしかったです、ごちそうさまでした
カレーうどんのシミの対策はしていないとのこと
カウンター席とお座席があって、一人でも入りやすい空間でした
芸能人のサインがいっぱいあったので、有名なところなのかなと思いました
私の聞き方が嫌な感じに捉えられてしまったので、言い方気をつけなきゃ…
Tシャツはこちら
(電車に乗るの恥ずかしかった…)
それではまた
ウコン染め【後編】 染色
こんにちは、いとうです
日付変わる前にアップする予定だったのですが、ぐっすり寝てしまったため0時過ぎに書いています。なぜ
この記事はこちらの後編となっております
kare-udon-fudantabenai.hatenablog.com
書き忘れていたのですが、ウコンは120g使用しました
やっとこさ染めていきます〜!
材料
Tシャツ 120g
染料液
媒染原液 48g ※今回は浸染用アルミ液
WSソープ(タナクリンANで代用)12cc
KLC-N 24cc
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアニノールPH6 30cc
媒染用ソーピング剤
(ユニソフナーSS)どちらも使いません
私が染料を買うときは、こちらを利用してます
- 田中直染料店
実店舗は京都しかないようですが、オンラインショップもあります
道具
ステンレスボール
ゴム手袋(厚手)
電熱機またはコンロ
今回登場する染料と助剤(薬剤)はこちら
工程
⑩前回二回煮出した染液にアニノールPH6を加える
(染液のPHを安定させるため)
- 染色
⑪50〜60℃の染液にTシャツを浸け、ムラにならないようによく動かしながら染める
⑫50〜80℃の間を保ちながら、30分染める
⑬軽く水洗いする
※染液は残しておく
- 媒染
…染料と布の仲介のようなもの。色を定着させやすくする
⑭媒染液をつくる
今回は、水2.4Lに媒染原液(浸染用アルミ液)を加える
⑮媒染液にTシャツを浸ける
よく動かしながら、室温で30分間媒染
⑯水をかえながら、よく洗う
※よく洗う 洗い残しがあると、染液がダメになってしまう
染液に浸けたあと との比較
お気づきでしょうか?ちょっと黄色い
⑰⑫を繰り返す
⑱水洗い
※色を濃くしたい場合は、この続きに媒染(⑮、⑯)→染色(⑫、⑬)をくり返す
⑲乾燥して、完成
完成いたしました〜!
植物染料ということでもっと渋い色になるかと思っていましたが、着やすい色になったのではないかと思います
今回の媒染剤は、アルミを使ったのですが他のものだと、黄緑っぽくなったり黄土色っぽくなったりします
いろいろ試したいですね
ご覧いただきありがとうございました。
それではまた
ウコン染め【前編】 煮出し
こんにちは、いとうです。
ご無沙汰になってしまいました
どんな8月をお過ごしですか?
わたしは、大阪にいたり、広島にいたり、福岡にいたり一瞬山口にいたりしました
やっと!
ウコン染めをします、どきどき
カレーうどんの飛び散ったTシャツをなんとかします
タイトルにも前編とありますように、今回は料理で例えると、下ごしらえです
材料
Tシャツ 120g
染料液
媒染原液 48g
WSソープ(タナクリンANで代用)12cc
KLC-N 24cc
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アニノールPH 30cc
媒染用ソーピング剤 48cc
(ユニソフナーSS)※今回は使いません
私が染料を買うときは、こちらを利用してます
- 田中直染料店
実店舗は京都しかないようですが、オンラインショップもあります
道具
ステンレスボール
ゴム手袋(厚手)
電熱機またはコンロ
濾過布
今日登場する染料、助剤(薬剤)はこちら
工程
- 洗う
①洗浄液をつくる
50℃〜60℃のお湯(2.4L)にタナクリンを加える
②Tシャツを浸け、5分間洗う
③お湯(40℃〜50℃)ですすぎます
- 染まりやすいように処理
④80℃のお湯(4.8L)にKLC-Nを加え、30分つける
ムラにならないようによく動かす
⑤水洗いをする
- 染料液をつくる(今回は煮出す)
⑥トンカチで粉々にします
※飛び散るかなと思いジップロックに入れましたが、すぐにボロボロになりました
あとで調べたところ、新聞紙の上で直接粉々にするようです
⑦30分~60分煮ます(私は45分煮ました)
⑧ざるの上に濾過布をしき、濾過する
⑨絞ったあと、絞りかすにお湯を加え2回目の液を作り、1回目の液と混ぜる
後編へつづく
あ〜染めたい
数回しか染めていないけれど、私の思う植物染料の一番の特徴は、媒染剤を変えることで色の変化があるところ。
媒染剤というのは、染料と布の仲介のようなもので、色を定着しやすくしてくれるものです
鉄やアルミや銅と染料が反応することによって、それぞれ色が違ってくる
ふしぎ
染料のできてる化学染料の方がもちろん扱いやすくはあるけれど、手間をかけて染めるということも魅力的
自然のものなので、日光に弱く色褪せやすいです。
お店の人には、Tシャツには向かないよと言われてしまったのですが、派手髮の人が染めたての色と色落ちしていく経過を楽しむように、
植物染料は色落ちするものとして、化学染料と染め分けできたら面白いのかもしれない。
まずは、無地で染めようとしているのですが、手を動かしながらいろいろできたらなと思います
ご覧いただきありがとうございました。
それではまたあした