カレーうどんとシミと染色

カレーうどんのシミを染色でなんとかします。

ウコン染め【前編】 煮出し

こんにちは、いとうです。
ご無沙汰になってしまいました


どんな8月をお過ごしですか?
わたしは、大阪にいたり、広島にいたり、福岡にいたり一瞬山口にいたりしました

やっと!
ウコン染めをします、どきどき
カレーうどんの飛び散ったTシャツをなんとかします
タイトルにも前編とありますように、今回は料理で例えると、下ごしらえです


材料


Tシャツ 120g
染料液
媒染原液 48g
WSソープ(タナクリンANで代用)12cc
KLC-N 24cc
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アニノールPH 30cc
媒染用ソーピング剤 48cc
(ユニソフナーSS)※今回は使いません



私が染料を買うときは、こちらを利用してます

  • 田中直染料店

http://www.tanaka-nao.co.jp

実店舗は京都しかないようですが、オンラインショップもあります

道具

ステンレスボール
ゴム手袋(厚手)
電熱機またはコンロ
濾過布

今日登場する染料、助剤(薬剤)はこちら
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工程

  • 洗う

①洗浄液をつくる
50℃〜60℃のお湯(2.4L)にタナクリンを加える
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②Tシャツを浸け、5分間洗う
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③お湯(40℃〜50℃)ですすぎます



  • 染まりやすいように処理

④80℃のお湯(4.8L)にKLC-Nを加え、30分つける
ムラにならないようによく動かす
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⑤水洗いをする



  • 染料液をつくる(今回は煮出す)

⑥トンカチで粉々にします
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※飛び散るかなと思いジップロックに入れましたが、すぐにボロボロになりました
あとで調べたところ、新聞紙の上で直接粉々にするようです


⑦30分~60分煮ます(私は45分煮ました)
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⑧ざるの上に濾過布をしき、濾過する
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⑨絞ったあと、絞りかすにお湯を加え2回目の液を作り、1回目の液と混ぜる



後編へつづく
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あ〜染めたい



数回しか染めていないけれど、私の思う植物染料の一番の特徴は、媒染剤を変えることで色の変化があるところ。
媒染剤というのは、染料と布の仲介のようなもので、色を定着しやすくしてくれるものです

鉄やアルミや銅と染料が反応することによって、それぞれ色が違ってくる
ふしぎ



染料のできてる化学染料の方がもちろん扱いやすくはあるけれど、手間をかけて染めるということも魅力的


自然のものなので、日光に弱く色褪せやすいです。
お店の人には、Tシャツには向かないよと言われてしまったのですが、派手髮の人が染めたての色と色落ちしていく経過を楽しむように、
植物染料は色落ちするものとして、化学染料と染め分けできたら面白いのかもしれない。

まずは、無地で染めようとしているのですが、手を動かしながらいろいろできたらなと思います


ご覧いただきありがとうございました。
それではまたあした