自分の範囲はどこまでなんだろうと、ふと思う時がある。
マッパはもちろん自分、服着ると服ごと[自分]、リュック背負うとリュックごと[自分]
指していた傘を閉じる。それを、立て掛ける。
とさっきまで、傘を指していた時は傘の範囲が[自分]だったものが、<自分の所有している傘>ではあるけど、自分ではなくなる。
わたしはどうやら[自分]がどこまであるか、把握できてない時がある。足をぶつけてあおじになるし、ぴろぴろの洋服をドアノブに引っ掛けてしまう。お気に入りなのに。
もちろん車体感覚もないので免許証取るの苦労した。
と、いうような内容を凝縮したものを呟いたところ、友人がある本を勧めてくれた。
すぐ買って読んだ。夢中になって全部読んだ。自分という概念は、限りなく狭いここでもあるし、宇宙ともなるという。
宇宙のことを想うとふっと消えてしまいたくなるけど、ここにある感情もなくなってしまうのなら、居たいと思った。